音楽家一家

20代や30代の歌手で、親も歌手だというアーティストは意外と多い。
声は遺伝するのかな?と思っていたが、遺伝しているのは声ではなく、歌手としての生き様に魅せられた魂だと思う。
歌声で人々を魅了するだけでは現代は食べていけない。

CDが売れない時代になった今、ダウンロード、動画、テレビ出演で知名度を高くして、そしてライブに人を呼ぶ。
億万長者になるのは難しく、憧れの歌手になっても、慎ましい生活を送らなければいけない。
それでも親、子ともに売れている親子もいて、本当にすごいと思う。

どことなくお母さんのビブラートに似ているね、とかファンはそういったことを見て楽しむのだ。
私の友達の親も音楽一家を築いていた。
お父さんはクラシックの作曲家で、お母さんはジャズシンガー。
なんておしゃれな夫婦なの!?と思った。

キャバレーでピアノ一つでしっとりとしたジャズナンバーを歌う姿を見て、ご主人が一目惚れしたらしい。
お母さんは、まさか相手が作曲家だと知らなかったようで、デートを重ねるにつれて、「やたら音楽に詳しい人だな」と気づいていったそうだ。

そんな夫婦の子どもである私の友達は歌が上手い。
たかがカラオケなのに、やたらと迫力がある歌を歌うな〜と初めてカラオケに行ったとき思った。
あとから聞いたら、家で全力で歌うのはみんな当たり前なんだとか。

親の職業の後を追うことは、厳しいものがある。
お笑い芸人の方やモデルも「絶対この仕事はさせない」と公言する人も多く。
芸能界の厳しさが見える。
一般人の私からすると、音楽一家という響きに憧れるんだけどなぁ。

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